「ウォルグリーンズ」売上を発表 セルフメディケーション経営戦略

ドラッグ・ストア・チェーン大手のウォルグリーンズは、8月の売上が7.8%増加して56.6億ドル、既存店売上は+5.6%だったと発表した。

フロント・エンドの売上は+6.8%、既存店売上は+4.8%、客数では+2.5%、客単価は+2.3%となった。調剤の処方箋数は、既存店レベルで+5.2%、曜日の違いによる増加が+2.2%と推定されている。調剤売上は+7.6%で、既存店では+6.1%となる。

インフルエンザの予防接種は今シーズンで30万人以上に行われている。831日で終わった第4四半期の売上は6.4%増加して174.9億ドル、既存店売上では+4.7%となった。

通年では売上が7.0%増加して721.6億ドル、既存店売上は+3.3%となる。8月には3カ所の移転を含んで21カ所の新開店、3店舗を買収、3店舗を閉鎖した。

 

同社は現在、50州とコロンビア特別区、プエルトリコ、グアムで8,211店舗を展開している。7,760カ所のドラッグ・ストア、ホーム・ケア・施設、スペシャルティーとメール・サービスの薬局、そして700カ所のコンビニエント・ケア・クリニック、企業の保健センターとウェルネス・センターなどを運営している。

別のニュースで、PBMのエクスプレス・スクリプツとの契約更新の為の交渉が難航していると伝えられている。2ヶ月以上前に、契約更新が決裂したと発表された後も交渉が続けられているが、進展が観られない為、ウォルグリーンズは、顧客にエクスプレス・スクリプツのネットワークから外れる旨通知し始めている。

 

全体の売上の約8%、53億 ドルと推定されるエキスプレス・スクリプツのビジネスを失う事になるが、長期的に不利な契約を結ぶ事を避けたと述べている。一方エクスプレス・スクリプツ は、ウォルグリーンズの提案を認めると、同社が最も高い経費の薬局チェーンとなり、契約更新には同意できないと述べている。

 

エキスプレス・スクリプツ社 は、7月にPBM大手であるメドコとの合併を発表しているが、その後連邦取引委員会による独禁法に関する調査が始まっている。WSJ

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